2006年07月09日 【ふるさと文化財】
人集い心憩う大樹の寺

松本市天然記念物◆常楽寺コウヤマキ◆
松本市重要無形民俗文化財◆内田ササラ踊り◆
清水山常楽寺は、元禄元年(1688)僧栄光により開山されたとされ、本尊に釈迦如来が祀られている。明治22年(1889)には成田山新勝寺より御不動様を分身して迎え、供養所清水山と祈願所成田山も併せて名乗っている。境内には、松本城主小笠原秀政が本尊子安地蔵尊を祀り、秀政自らの手植えともいわれる樹齢約350年、高さ約25メートルの樹勢の見事なコウヤマキがあり、松本市の天然記念物に指定されている。「内田ササラ踊り」はササラを振り鳴らし拍子を取りながら、内田小唄にあわせて踊る素朴な味わいの盆踊り。かつて鉢伏山のふもと常楽寺周辺は、馬の産地としても知られ献上馬を出していた。馬を送り出す際の二歩進み二歩下がり、五歩進んでは三歩下がるといった惜別の情景が足運びや身振り手振りそのままに盆踊りとなり「内田のササラ踊り」になったとされる。永く午伏寺の境内で踊られていたものが、大正後半から常楽寺の境内でも踊り継がれ、現在は内田公民館などで踊られている。松本市重要無形民俗文化財にも指定され、内田地区の保存会と区民全体が保存、伝承に努めている。












