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2006年08月13日 【ふるさと文化財

俵を曳き、福を運ぶ豊科あめ市の奇祭

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安曇野市無形民俗文化財◆福俵曳き◆
安曇野市豊科 成相、新田地区 


1月7日、安曇野市豊科の成相コミュニティーセンター、新田公民館に御柱が建てられる。御柱には俵が飾られている。1月15日のあめ市の朝、御柱が倒され、大俵20貫(約75キログラム)・小俵十貫(約38キログラム)ともいわれる大小二つの俵がはずされる。この俵は道祖神(福神)が降りて宿り福俵になるとされ、曳き縄が放射状につけられ若水に浸けて禊ぎを行う。成相、新田地区それぞれの若衆が福俵を曳き回し豊科の街なかを練り歩く。ときどき立ち止まり、俵を回しては、地面にたたきつける。さらに3人ほどを地面に寝かせ、その上に俵を載せ、それにまた人が乗り、人間ピラミッドをつくり、威勢よく勝どきをあげる。これらを繰り返しながら、前年に慶事のあった家へと福俵は曳かれていく。その家人たちと若衆たちが福俵の綱引き合戦をはじめるが結局、若衆が折れて福俵は家へ奉納され、労をねぎらっての酒肴が振る舞われる。これが明治16年より123年繰り返し繰り返される福俵曳きのしきたり。福俵曳きには、一年の安寧を祈り、子孫繁栄、五穀豊穣を願う素朴な思いが込められている。

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