2006年09月10日 【ふるさと文化財】
愛し崇められる山頂の社

重要文化財◆白山神社奥社本殿◆
飯田市上飯田
白山神社奥社本殿は、飯田市の北西にそびえる風越山(標高1535メートル)の山頂近く標高約1480メートルに位置し、里宮は風越山の麓にあり、奥社・里宮を合わせて白山神社と呼ばれる。奈良時代(708~782)に泰澄大師が福・禄・寿を総称する白山妙理大権現を祀ったのが始まりといわれ、室町時代の永正6年(1509)の建立。以後歴代の飯田藩主により手厚く庇護されてきた。奥社本殿は室町中期の貴重な建造物として、奈良の大峰山寺に次いで2番目の高所にある重要文化財に指定されている。平成16.17年度には、地元丸山地区をはじめ飯田市民からの寄付などにより、本殿とこれに付属する市有形文化財の幣殿・拝殿の保存修理工事が行われ、その姿を後世に良好な状態で伝えることとなった.風越山は飯田富士とも呼ばれ親しまれ、飯田市民のハイキングコースとして登山マラソンなども行われている。「猿庫の泉」、「風越公園」からの2ルートが整備され山頂まで片道3時間ほどの道のり。途中、紅葉が美しい天然記念物のベニマンサクの群生地もあり、赤石山脈、伊那山脈、飯田市街、天竜川なども一望できる。登山道のあちこちに石碑や石仏が置かれ、山を愛し崇めた昔の人々の信仰の深さに思いを馳せることができる。












