2006年12月10日 【ふるさと文化財】
木曽谷をにぎわす奈良井の夏祭り

塩尻市有形文化財◆鎮神社 本殿◆
塩尻市天然記念物◆鎮神社 社叢◆
塩尻市無形民俗文化財◆鎮神社 祭礼◆
塩尻市楢川
鎮(しずめ)神社は、奈良井宿の産土神社。寿永から文治(1182~89)に中原兼遠が鳥居峠に建立。天正10年(1583)の合戦で焼失したが、天正年間(1573~92)に奈良井義高(奈良井城主)が現在地に再建したと伝えられる。元和4年(1618)奈良井宿に疫病が流行り、下総国(千葉県)香取神社を勧請し経津主神(ふつぬしのかみ)を祀り、疫病を鎮めたことがその名の由来といわれ、その際の祭祀が祭礼の起源とされる。鎮神社祭礼は、8月11・12日の二日間に執り行われる氏子総出による例祭で、無形民俗文化財にも指定されている。提灯を下げた家々は、道に面した建具を外し簾を掛け、道と建物の境を取り払って祭りを盛り上げる。上町・中町・下町それぞれの若衆たちが笛・太鼓・三味線などの通囃子(とおりばやし)を演奏し、槍・獅子屋台・神輿・御神馬の行列が一日をかけてゆっくりと宿場を練り歩く。若衆には沿道の家々から酒、馳走が振る舞われる。鎮神社祭礼は、地区最大の夏祭り。この地を遠く離れている人たちも戻り、奈良井宿は一年でいちばんのにぎやかな時を迎える。












