2010年06月28日 【ふるさと文化財】
静寂の中、気品ただよう社

◆大神社◆ 松本市内田宮ノ下
大神社(おおがしゃ)は、またの名を「おおがのみや」とも呼ばれ、奈良県城上郡の大神神社(おおみわじんじゃ)より御神霊を勧請し、内田郷大神社として祀られたのがはじまりとされる。宝歴10年(1760)の火災により記録がすべて焼失し、創立年代は不詳である。
天文21年(1552)には、武田信晴(信玄)が小笠原長時との合戦に際し、この大神社において戦勝を祈願したとされ、この勝利の後、寄進を受けている。さらに、明治40年(1907)に横山村諏訪社を合併合祀し、現在に至っている。
大神社の祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)の一柱であったが、横山諏訪社との合併により祭神である建御名方命(たけみなかたのみこと)、八坂刀売命(やさかとめのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)を合わせて四柱の祭神を祀っている。
幕末期から維新後にかけて教育者、能筆家としてこの地で活躍した唐沢主守の筆塚が大神社境内北側に建立されている。さらに、明治時代の書家金井信仙や松本市初代市長小里頼永による幟(のぼり)も納められている。













